長い冬休みが終わり、今年、三回目のレッスン。
12月の発表会が終わり、クラスもいっそう和やかなムードです。
ふと、10月ごろのクラスの雰囲気を思い出しました。
去年の4月からスタートしたクラスということもあり、その時はまだ、緊張して自分をだせないお友達がいました。
発言の時も、自分では頑張ろうとするのに、声がでない。
なんとかしてあげたいなぁと思っている時に、発表会の練習を始めることになりました。
発表会の練習を始めても、Aちゃんの緊張はよけいに膨らむばかり.....。
そんな中、ある1人のお友達が、「Aちゃんの声がでるようにみんなで協力しようよ!」と
言ってくれました。
みんなで話し合った結果、Aちゃんをみんなで褒めようということになりました。
「Aちゃんて字が上手だね」、「足が速いんだね」とみんなで褒めていくうちに、最初はあまり反応示さなかったAちゃん。けれど自然と笑顔がふえてきました。
4回目の発表会の練習では小さい声だったけれど、自分のセリフを
みんなに聞こえるように言うことができました。
その時は今も忘れるこのができないですが、
「いま聞いた?」 「Aちゃんの声だったよね?」とみんなうれしそうに顔を見合わせて、そして拍手をしました。
その時のレッスンからAちゃんは声がでるようになり、今もお友達とたのしそうにレッスンしています。
子どもたちのやさしさに触れ、私の心もとても温かくなりました。
sac