県の施設で、この地域の特産品、リンゴについて学ぶ機会がありました。
群馬県生まれのリンゴの品種は6種類。
リンゴの木は接木(つぎき)で増やす。
群馬県のリンゴ栽培面積は全国で9位。その3分の2は、この利根沼田地域に集中している。
全国1位の青森や2位の長野に比べ、群馬は観光農園や直売などが多く
中間マージンをとられないので、この辺のリンゴ農家はけっこう収入が良い。
などなど・・・
リンゴに囲まれて生まれ育ったのに、知らないことばかりでした。
なかでも驚いたのが、これ。
リンゴの種をまいて、木になって実ができたとしても、
その実はもとのリンゴと同じ種類ではない!
たとえば、フジのめしべにフジでないリンゴの花粉がついて
受精してできた種は・・・
そうです。フジではありません。
切ってみるとわかるのですが、リンゴの実には、種の入る部屋が5つあります。
それぞれの部屋にできた種は、すべて別々の遺伝子を持っているそうです。
なので、同じお母さんから生まれた子ども(種)でも、お母さんとまったく同じではない。
人間でも、きょうだいでもまったく同じ子どもはいないのと同様です。
教わってみればすぐにわかることなのですが、
まさに目からウロコが落ちる体験でした。
(rik)