待夢磨心(タイムマシン) こぶくろ
♪期末試験前夜、参考書に埋もれて、眠気覚ましのコーヒーすすり戦っている。
若かったあのころの僕に会えるのなら、言ってやりたい「人生はもっと苦いぞ!」って。
窓際のロッキンチェアーに沈み込んで、苦みばしった顔でコーヒーすすり黄昏ている。
歳をとった未来の僕に会えるのなら、言ってやりたい「まだ必要かい?角砂糖。」
じゃぁ、その真ん中あたりに彷徨ってる今日の僕はどうだい?
昔の僕も、未来の僕も何も言っちゃくれないが、流れついた今日を生きて、
また、何処かへと流れて行くだけさ!そよぐ風に、歌いながら、笑いながら。♪
昔から一度気に入った歌をみつけると、しつこいくらい同じ歌ばかり聴き続けてしまう。
受験を間近に控えて必死になっている生徒たちを教えていて、昔の自分を重ねながら、
家で母親と話していて、未来の自分を考えながら、
びっくりするくらい今の自分にしっくりくる。
このごろ仕事に対して思うのが、人の心を動かすようなそういう仕事がしたいなと。
一介の塾講師ができることなどたかが知れている気もするし、なんだか口に出したら
照れくさすぎて、笑い飛ばしてしまいそうだけど。
過去や未来の自分に今の私はなんて言いたいのだろうとか歌を聴きながら思ってしまう。
歌の中の、未来の自分に言ってやりたいことのひとつには
「くたばるまで、歌ってんだぞ!!」っていう歌詞がある。
おばあちゃんになっても、塾講師続けてるって、それはそれで結構心動かされるかな?
未来の辛口の自分に、もっと人生苦いぞって言われそうだけど・・・・。
(Lin)