我が子の学校行事で、点字の学習をする機会がありました。
鉛筆の代わりに点筆という道具を使って、紙に点字を打っていきます。
四角の枠の中に6つの点を規則にしたがって打つことであいうえおを表し、
視覚障害者はその紙を裏返したときにできている凹凸をさわって
手で字を読むのですね。
紙に打った点字になっていないときでも、
相手の手の上で自分の指を動かすことで点字をあらわし、
会話をすることもできるとか。
目の見えない方の手先の感覚は
聴覚もそうですが、とても研ぎ澄まされているのでしょうね。
講師の方のお話では、聴覚障害者のために
今、この視覚障害者用の6点式の点字を応用した
会話装置が開発されているとのことです。
視覚障害者に手のひらで点字を押して会話をするように、
聴覚障害者の耳たぶに同じようなことをする装置を付ける
という方式のようです。
手で読む。耳で読む。
人間の英知はすばらしいですね。
(rik)